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いかに継ぐか

牧場
12 /27 2018
こんばんは、むぅです。

田村市の人材育成塾で、最近心から離れない講演会があった。

地元企業講演(GNS、おくや、陰山建設)である。

GNSのヒロタさんは以前から知っていたので、ちょっと安心。
彼らの手掛ける商品サンプルがズラーーーーーっと並んでいて、なんだか安心。うん、これだ。

喜多方のピーナツ屋さん、おくやの松崎社長のスライドは、とんでもなく面白かった。
何回見ても噴き出す。これだ。この破天荒すき。
(主人にも見せたが、やはりツボに入ったようだ)

陰山建設の陰山社長は、でかい建設会社の社長さんにもかかわらずなんだか愛着のわくキャラクターで
この後のエピソードでさらに愛着がわくのだけど、とにかくギャップ萌えと言っておく。
ランドログ、すげぇ・・・

毎度写真がないけどご愛嬌。


距離の近い質問コーナーがあり、私は「親との関係」を聞いてみた。
私自身も、やはり牧場を始めるにあたり、親には心配をかけているところがあるようで、摩擦がある。

でもさでもさ、新規って安定じゃないじゃん?船出じゃん?信じてほしいじゃん?


という部分を聞いた。わざと聞いた。

なぜなら、育成塾に来ている人は「跡継ぎ」のひとも多くて、継ぐタイミングとか方針とかで必ず先代との

もにゃもにゃがあるんじゃねーかなーと思っていたから。

社長ズ(ヒロタさんは常務さん)大なり小なり親御さんとはもにゃもにゃしたらしく・・・

陰山社長のおうちは、おうちじゃないな、会社は、

リーマンショックのタイミングで交代。そのとき社長さんは31歳で、親父さんはその後一切会社に出てこなかったそう。

現在の社長さんが、不況真っただ中・ピンチの際に継ぐ条件が

「信頼のおける超ベテラン社員が、ぼくが辞めてもいいというまで在籍すること」

先代はいないけど、先代からの超ベテランじいやとばあやが4名、いらっしゃるそう。

建設業界のトップランナー、ランナーじゃないな、もはやドローンで飛んでるな、陰山建設社長にじいやが居る・・・?

なんだか、久しぶりに萌えである。失礼かもしれないが萌えである。


トップランナーと思われる人たちも失敗やギリギリ感、人間的なところが垣間見えてとても楽しい講演会であった。
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カールという犬

牧場
12 /27 2018
ご無沙汰しております、むぅです。

いままでfacebookやブログに一切書かなかった犬がいる。

今年の2月に北海道から飛行機(!)に乗ってきたボーダーコリーが、牧場にいるのだ。

名前をカールという。

血統もとてもよく、ちょっとでぶになっちゃったけどフレンドリーに見える犬である。



なぜひた隠しにしてきたかというと、かじるのだ。

お客様が安易に触ってかじられては困るので、彼がどんな特性を持っているのかしばらく様子見をしていた。

ゆる~く順位付けをしながら、怒るようなことをしない10か月であった。

彼には独特の世界があり、どこか無邪気でフワフワしているような不思議な犬なのである。

それでいて高い集中力と聴力、感受性もものすごく高く、周りの感情を吸収してしまう。

高すぎるスペック、要は紙一重なのである。

うまく彼とリンクできれば牧場の防御は万全のものとなるが、できなければ猛獣のままである。


ほんのささいなきっかけだったが、ついにかじられてしまった。

右手をやられ、やめなさいと剥がそうとしたら左もやるという、あまり尋常ではない噛み方であった。

右手からぴゅーっと血が噴き出していたけど、まあなんとか抑え込むことができたので、その程度で済んだ。

小さいころからかじられ慣れている(?)せいか、神経も切れなかったし骨折もないしラッキーくらいの感覚である。


ケガが治るまでちょっとおっかなびっくりだったが、おかしくなったのはカールのほうであった。

少しずつ下げてきた「狂犬ゲージ」が、一週間ほど下がらなかった。異常な緊張。

かじったことで彼もまた恐怖し、混乱していたのだと思う。

「お前の攻撃なんて効かねえよ」という態度をしていたが、伝わっていたようだ。


ようやくカールからの噛み傷が治ったので、ぜひ考えてほしいと思いブログに書くことにした。

犬にもいろいろなタイプがおり、親和性の高いタイプもいれば、ベタベタするなんてまっぴらごめんという

タイプもいる。

犬種によってわけることはできない(個体差もあるため)が、ワーキングドッグに属するバリキャリの

犬種、畜産補助や軍用向きの犬たちは、業務を遂行することに優れている。つまり、難しい部分も持っている。

あるじ以外のいうことを聞かなくても、それは仕事なんで。ということである。


では、カールは?というと、たぶん・・・そうだな・・・しかるべき仕事(羊追い)をしていればなかなかの仕事ができたと思う。

しかしカールにはまだ羊追いができない。 羊が怖くて、たまらずかじったからだ。


カールが牧場に来てから、毎日観察、声かけ、順位付け、なでる、あるじの都合で遊ぶ、などなど

いろいろ試した。

誕生日を調べたら、2月下旬に生まれ、そのきっかり2カ月後に販売契約がなされていた。

ということは、兄弟同士で社会性を習得する前の6週くらいで出荷されて販売されていたと推測する。

これは要因の一つに過ぎない。

最初に飼われた家ではどんな暮らしだったかはわからないが、私がしてやれるのは

彼のあるじになること、彼に合った仕事をさせること、彼の恐怖を引き出さないこと。

彼にはあまり多くのことを望まないけれど、できれば牧場を守れる犬になってほしいと思っている。

utsushinomori

福島県田村市船引町の東端、移地区でひつじや養鶏、ふれあいキャストたち(うさぎやポニー、ヤギなど)と日々暮らしています。
福島県からこそ、より良く安全なたべものを。そして、生き物たちと共生の方法を。